桃の節句

　3月3日は桃の節句でございます。

3月の最初の巳の日で上巳の節句とも言われ、女の子の健やかな成長を祝う日でございます。

古代中国では水辺で穢れを祓う習慣があり、これが平安時代に日本へ伝わり宮中行事として取り入れられました。

桃は邪気を祓い長寿を保つといわれ、以前は体調の変化が出やすいこの季節の変わり目に桃を飾る習慣があり、ひなまつりには欠かせないお花でございます。

　今週のお花は桃、ラナンキュラス、シンピジューム、アルストロメリア、雪柳を入れました。七十二候では桃始笑（ももはじめてさく）と言われ、笑うと書いて花が咲くこと。

「山笑う」は春の季語でございまして、草木が若い芽を出しすくすくと育つころ、暖かい春が近づくと自然と微笑みもでてまいり

ます。