紅花栄

　七十二候ではこの時期「紅花栄（べにばなさかう）」と言いまして、オレンジや黄色の紅花が咲く頃でございます。

　紅花は真っ赤な花びらから漢方や染料が作られ、種子からは食用油が作られます。

別名末摘花とも言われまして、源氏物語に登場いたします人物の一人でもございます。

　今週のお花はどうだんつつじ、芍薬、シンピジューム、トルコ桔梗、菊、スターチス、利休草、手毬草、木苺でございます。

どうだんつつじは灯台躑躅または満天星とも書きます。

４～５月頃に白い小さな花を沢山に咲かせ、青々とした葉が伸び伸びと育っておりますが、秋になりますと鮮やかに紅葉し、季節ごとに楽しませてくれます。