各地で春一番の便りを耳にする頃、時折降る雨、菜種梅雨は花を催す雨ともされ雨上がりの穏やかな光が心地よい風とともに差し込みます。
今週は緋色や淡紅、白等の丸くふくよかな花を咲かせ、秋にはまた表情を変え丸い実を付けるバラ科の花「木瓜」を、気品ある白玉椿とともに入れました。
古くは「毛介」(もけ)と呼ばれておりましたが次第に「ぼけ」と呼ばれるようになり親しまれている花で、控えめでありながらその優しげな表情に私たちの心も和まされる花でございます。