朝日が昇り、日が沈むまで、日中の長さが最も長くなる時、二十一日は夏至でございます。
梅雨時、太陽の光は少ないものの、替わりに雨はあらゆるものを滴で覆い、普段見る光景とは異なる表情を私たちに見せてくれます。
今週の花はそんな梅雨空の下、四方に白い苞をひるがえらせて咲く「山法師」と淡い紫色の「花菖蒲」を入れました。
秋には赤い実を付け、ジャムや果実酒にもされる「山法師」、四方を照らす様子から中国名を「四照花」と言う、花水木にも似た上品な色合いの花です。